LGL24 の GPS 感度を AngryGPS で改善できた話

タイトルが全て。

あらすじ

au の2014年夏モデルとして発売された LGL24 こと isai FL ですが、巷で報告されている通り、GPS感度にかなりの難があります。具体的には、

  • カーナビ代わりに使おうにも、高速の高架下道路を走るだけで GPS 信号を見失う
  • ポータル目の前に居るはずなのに範囲外

など、実使用に支障が出るほどのレベルであり、正直2014年モデルでこの出来は流石にどうなの、という感想を抱かざるを得ないものでした。

ただ、元モデルの LG G3 では同様の話を探しても出てこない*1ことと、本機の GPS 機能は Snapdragon の内蔵機能(801 の iZat Gen8B、北斗@China 対応らしいんだけど情報ないよね)を使っているため、恐らくハードウェア不良というよりはソフトウェア側 or 設定上の問題じゃないかな、と当たりを付け、 AngryGPSでP-06D Eluga VのGPSがまともに使えるようになった(追記 2013/10/12): tam network's blog で書かれている手順に沿って試してみたところ、捕捉衛星数も20以上に、精度も数 m オーダーまで改善しました。条件が良ければ TTFF も 5 秒以内になった。

この2015年にもなって数年前に通用した小手先対応を未だに使わないといけないのは本当にどうかと思うけど、標準状態では位置計算に妙に時間がかかっており、A-GPSのデータを利用し切れていないような印象でした。根本的な解決には次回のバージョンアップで対応してもらえることを期待したいですが、それまでの繋ぎとしてはアリかなと。SUPL サーバーも変更できるので、諸事情で au 網内へのアクセスが困難な場合でも安心ですね。

*1:GPSの話に限らず、全体的に元モデルの先進機能を全部殺して引き替えにガラスマ化の魔改造を受けたとしか思えない出来になってしまっているのが本機で(生き残ったWQHDだけは本当に素晴らしい。あと knock code も慣れると戻れない)、挙げ句の果てに VoLTE 対応後継機が出る前に在庫処分で現金付けて投げ売りとか、どうしてこうも KDDI ってそういうところが下手なんだろうと思わざるを得ない