PyWispr での認証は、各サービスの認証ページが設置されているドメインをキーに、 secret.xml に記載された情報とマッチさせています。
kddi.com
au Wifi Spot の情報です。au ユーザーであれば、下記ページに接続端末のMACアドレスを投げてアクセスするとID/Passを取得できます( d:id:RobinEgg:20120617:p1 )。
https://auwifi-signup.auone.jp/su2/?{"mac_addrs":["***大文字MACアドレス***"],"manufacturer":"Windows","model":"7","request_type":"0"}
なお、ここで取得できたIDは、そのままでは使えないので、
{"code":"N22","device_num":"01","max_device_num":"02","passwd":"**PASS**","user_id":"**UID**"}
wi2.ne.jp
Wi2 / UQ Wifi 向け。契約時に割り振られたID/Passを入力します。au wifi もローミングが可能ですので、上記で取得したID/Passを同じように設定すれば繋がります。
w-lan.jp
SoftBank Wifi Spot または mobilepoint 向けです。
両サービスの認証APIは同一ドメイン内に設置されているため、両サービスで情報を共用しています。サブドメインは異なるため、サブドメインまで含めた形で分割すると両サービスで別々のIDを使った運用が可能です。
SoftBank Wifi Spot(SWS)
SWS は UserAgent を利用して接続端末を判別している( d:id:RobinEgg:20120829:p1 )ことから、 uastring を記載しています。なお、最近では UA が iPhone でも WISPr コードを表示するようになったようです。
認証IDは契約電話番号11桁、パスワードはネットワーク暗証番号4桁になります。なお、SWSの契約がなされていれば、契約上の端末が iPhone であれ Android であれ、電話番号で認証できるようです。
mobilepoint
契約時のID/Passが認証情報になります。
fon.com
FON向け。以前は Softbank と片側乗り入れをやっていたようで AP もよく見かけたのですが、そもそも現時点で WISPr 対応してるのかすら不明…。SoftbankのIDが通るのなら、電話番号と暗証番号で認証ができると思われます。通常の Linus アカウントであれば、メールアドレスとパスワードを設定。
m-zone.jp
docomo Wi-Fi(旧m-zone)向け。いくつか契約方法がありますが、spモード付帯であれば、spモード各種設定から docomo ID でログイン後、docomo Wi-fi 設定で確認可能。