春秋

今日付の日経春秋が自由すぎる。

 トップ経営者の座にひとたび就くと、降りたくなくなる人が少なくない。業績が好調なら居心地がよいし、悪ければ挽回(ばんかい)するまでとなる。東芝西田厚聡社長は赤字決算を見込む中、4年で交代すると発表したので、普通は引責である。

▼しかし記者会見で「業績悪化には大いに責任を感じているが、それと交代とは関係ない」と西田さんは否定した。「もともと4年を一区切りと考えてきた」という。確かに前から「任期4年」を公言していた。1度尋ねてみたら、「全力投球しているので4年もやったら疲れ切るでしょう」との答えが返ってきた。

▼「社長になった時から後継者を考えて絞り込んできた」そうだ。社長の最も重要な仕事は後継者の育成だとよくいう。ところが逆をやる社長が意外に多い。「副社長キラー」の異名を取った老害経営者が実際にいた。元気がよくて主役を食うようなナンバー2を関連会社などに飛ばして、「オレを超えるヤツがいないから」と居座る。

日立製作所は、グループ会社の会長をしている元副社長を呼び戻して新社長に就ける。3年で降板する現社長より7つも年上の69歳である。社長を7年も務めていた庄山悦彦会長は何をしてきたのだろうか。日立は今3月期に7000億円の最終赤字を見込む。社長人事は恐ろしい。

日本経済新聞社・コラム春秋(3/20)

ここまで書いていいのかwというか半分くらい記者個人の恨み成分が入ってないかw