B-CAS

B-CAS 廃止だとか言われてるけどさ、もともとは

  1. 権利者がやかまし
  2. 無料放送にもスクランブルを掛けて、arib/d-paの自主規制ガイドラインを遵守するメーカーの製品のみに復号鍵(b-casカード)を貸与する
  3. 復号鍵を持ってる製品はガイドライン遵守品なので、コピーガードフラグもちゃんと読む
  4. 権利者・メーカー・放送局で妥結

という流れがあったように見えるんだが、B-CAS廃止、つまりスクランブル廃止にしてしまうと、 3. のコピーガードフラグに反応しない無反応機*1がいくらでもできてしまうわけで、どう考えても放送局・権利者側が黙ってるとは思えない。

というか某掲示板を見てても CAS システムとコピーガードシステムがごっちゃになってしまっているレスが多数散見されるのが気になる。池田氏は「衛星放送対象の B-CAS が大赤字だったから地デジにも導入された」的なことを書かれていたが、それ以上に著作権処理というか、不正複製回避の目的の方が大きかったんじゃなかろうか。

となると、今は単にスクランブルとか利権とかの話で片付けられているけれど、著作権処理と関連する以上、一筋縄ではい廃止、とは行かないだろうし、最悪法的に無反応機の規制が掛かってしまいかねないんじゃないかと*2

*1:ハードウェア的にも、ソフトウェア的にも

*2:普通に考えればあり得ない与太話だけど、現状そう思えないのが何とも