rssがどうとかこうとか

丁度またrssがどうとかいう話題が出てるので便乗。

個人的には長時間PCの画面を見つめるのは好きじゃないのと、フィード残が日に日に増えていくと圧迫感を感じるのでせいぜい20数フィードしか購読してない。それでも通勤時に携帯と併用してどうにか処理できる程度。

増田にもあったけど一日1000件は人外じゃ…。タイトルと一部配信だけでそのエントリを判断するのは難しいような。

で、rssの最大の長所は(図らずも)コンテンツとデザインが綺麗に分離できたことだと思うんですが、なかなかどうして概要のみを配信して「続きはブラウザで」というページが多い。あまりにも多い。これについては既に随所で触れられているけれど、rssの最大の功績はwebページをPCブラウザの枠から外した、つまり携帯電話や多機能ゲーム機などといった回線・機能(特にHTMLとか画像のレンダリング部分)が貧弱な機器からでも「容易に・手軽に」コンテンツにアクセスできるようになった、ということだと思うのですよ。

にもかかわらず、自記事の一部分しか配信しないページが多すぎてrssの強みを100%発揮できていないよねという数多のエントリが既に書かれているわけですが、そこに触れずに「おれは何千フィード購読してるぜ」的な話が繰り広げられてはそれこそ不毛だとしか言いようがないのではないかと思うのですが。

というわけで、『多くの人に影響を与えているブログの書き手』であるアルファブロガーの皆様のサイトで全文配信してるか調べてみた。使用ソフトはOpera 9、今日現在のフィードを取得し、本文ページの内容と比較した。複数のフィード(ATOM, RSSv1.0, RSSv2等)に対応している場合はrss2.0で。全部は数が多くて面倒くさかったので2007年受賞分だけ。rssフィード配信がどれだけ普及しているか、ある程度の指標にはなるんじゃないかな。

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会社法であそぼ。
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http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/
全文配信(多分。短文記事が多いので判断付かず。ただし、本文ページと表記内容が同一なので全文と判断)
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全文配信(ただし微妙にフィードリーダーでは表示が崩れる。)
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画像が多く短文記事が多いので判断しづらいが多分一部配信。
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一部配信
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…一部配信の方が多いのか…。まぁ多くのアルファブロガーがblogサービスにホストしてることを考えると、サービサー側で全文配信対応してないこともあるのかもしれないな。個人的には今時全文配信対応してないようなサービスは全力で回避したいけど。

とまぁ、かなりの人に読まれているであろう2007年アルファブロガーアワード選出組の人たちの間でさえ、全文配信率が四割止まりなんですよ。で、わざわざ一手間掛けてフィードリーダーに登録してるのに一部配信、読むのにさらにページの読み込みが必要、なんてそんな二度手間もいいようなサービスを誰が喜んで使う?簡単にテキストだけ読めるから、と思って携帯で読んでるのに結局本文ページの表示が必要だなんて、誰が喜んで使う?

「じゃあpipesかまして全文配信しようぜ!」とかそれ三度手間。いやね、正直やろうかなとも思いましたよ。でもね、面倒くさすぎる。手間省くのにrss使ってるのにさらに一手間掛けてどうするんだと。

結局、全文配信率があまり高くない状況、つまり読みたいなと思ったサイトの多くが全文配信に対応していない可能性が高い状況で、「rss使わない奴はバカ」とか「普及しないよねぇ」とかえらい人たちが嘆いたところで不便なんだから普及するわけがない。


本気で普及させたいんなら全文配信率を高める方からテコ入れしていった方がいいと思います。